オーロラ
  第一章 オーロラの舞う街・・・イエローナイフの旅行記です。

    第二章 オーロラのしくみ・・・・少し詳しい内容になっています。
             

        
  オーロラのしくみ 
         ※第二章入り口

第一章  オーロラの舞う街 ――イエローナイフ旅行記――       

もうあれから3年が過ぎようとしているんだ。
印象深い旅行だったけれど、やはり記憶に限界がある。(^^;
写真を見ながらあの時のことを思いだして・・・
そう、あの街はダイヤモンドダストでキラキラしていた。

の最果ての地、イエローナイフ・・・そこは雪と氷に閉ざされた、何もない極限の世界。
そう思っていた。

しかし、小さい街ながらも、そこには高いビルが建ち公的施設もかなり整っていた。
土産品店が並び、ホームセンター・ショッピングモール
スーパーやレストラン・クラブ・バー・スポーツセンターがあり、
おまけに日本人にもたくさん出会う街であった。

マイナス30度の白い世界がそれらを包み込んでいたので、
ピンと張りつめた空気感が、この街をガラス細工の世界のような
幻想的で美しい印象に仕上げていた。


1.イエローナイフ到着    2001年1月21日

 2001年1月21日、「オーロラを観る会」の一行20数名は、宮崎空港を飛び立った。
メンバーは、星の会を中心としたオーロラに逢いたい!と願う人々だ。

 宮崎空港→伊丹空港→関西空港→バンクーバー空港→エドモンド空港ー市内観光
(世界一の規模を誇るショッピングモール見学)→エドモンド発→イエローナイフ空港着

※イエローナイフはこんなところ

北緯62度27分、西経114度22分に位置する。
カナダの極北、ノースウエスト州の準首都で人口18000人。
1930年代から金鉱で栄えてきた町で、最近はダイヤモンドが採れることがわかり、
多くの出稼ぎ労働者がいる。

日本との時差は、17時間。冬の平均気温マイナス30度。
雪が降るのは、温かいとされるマイナス20度くらいの時。

イヌイットと呼ばれる先住民の人達がいて、彼らは氷で閉ざされた世界を自然と共存
しながら生きてきた。白人は寒いのにわざわざオーロラを観に来る日本人を変に思うようだが、
先住民の人達は 「白人は毛皮やダイヤモンドを持ち出すためにやってきた。
日本人は自然と話すだけ」 と好意的だという。

夏になると、湖での水上スポーツや釣、美しい大自然の中でのキャンプなどで賑わうそうだ。
今、何が贅沢だろうかと考えた時に、手付かずの美しい自然の中にいられることが、
最高の贅沢ではないかと思う。

 夜の22時50分(現地時間)に、ついにイエローナイフ到着! 
飛行機を出ると、そこはマイナス30度の世界が待っている、南国育ちの私には想像できない世界なのだ、緊張する。滑走路は凍りついているので滑らないようにと注意を受けるが、案外上手く歩けた。えっ、そんなに寒くない?

 この日のイエローナイフはとても暖かかったそうだ。
 空港はこじんまりしていたけれど、剥製の白熊がでーんと置かれていて目を引いた。    
   白熊の剥製 (・o・)
 現地のガイドさんが迎えにきていた。えっ、こんな極北の地にどうして?と驚くようなかわいいお嬢さんだ。男性だったら何をしでかして、こちらに左遷されたのですかと聞くところなのだ。 (^^;アハッ!)
 ガイドさんからイエローナイフでの日程説明を受けた。
 バスに乗ってホテル到着。このときはまだ興奮していたので気が付かなかったが、どうも時差ぼけの症状が始まっていた気がする。簡単な計算に苦労するようになっていた(20たす30レベルが即答できなかった (>_<) 
 同室になったのは、妹みたいな気がするビュアなTちゃん、よろしく。
なるほど、北国ほど室内は温かいのだと気が付いた。部屋の中はTシャツ1枚でも十分な暖かさだった。

 オーロラ見学用に極寒用の防寒着とブーツ・防寒手袋をレンタルしたが、ブーツの暖かさに感激する。かなり底が厚いので重たい、中は毛皮になっている。冷え性のため、真夏でも靴下がないと寒くて眠れない私にはありがたいことです。
宿泊したgoodなホテル
※超度級寒がり屋の私の防寒対策

防寒は下着を温かくするのが一番。この日のために購入したハイネックの
極地用下着は花丸だった。
他にも、水分(汗など)を熱に変える化学繊維を使った下着や靴下なども用意した。

〜昼間〜
ソックスを薄(綿はダメ、速乾性のものや絹のアンダーソックス)・厚・登山用厚手の順に3枚重ねる。
靴はヒールは無理だが、日本で冬に履くブーツでも大丈夫だった。
柔らかい皮の手袋、厚手のコーデュロイのズボンと下にアンダーズホンを2枚。(コーデュロイの
ズボンは履き心地と温かさで大正解。)
上は極地用下着がかなり温かかったので、後は長袖のTシャツにタートルネックセーター、そして長
めのダウンコートで寒くなかった。肌が直接外気と触れる顔はさすがに痛く感じたので、マフラーで顔
を被っていた。
〜夜間〜
昼間着たものに上下をプラスして着る。
ホッカイロ、これは多めに用意したほうが良い。私は、これが
なければ間違いなく凍傷になっていた。夜の冷え込みは半端ではないのだ。
下に2枚着ているズホンの上から自前の防寒ズボンをはき、上は昼間の格好に厚手のセータを一枚
プラスして、さらに自前の防寒コート。そして、レンタルした極寒用のツナギ風防寒服と、防寒ブーツ。
インナー手袋と毛糸の手袋、そして防寒手袋を着けた。
マスクも何枚か用意して、息で濡れたら取替えた。極地用の目だし帽をかぶり、さらにマフラーで顔を
ぐるぐるに巻いて帽子をかぶった。もちろん、ホッカイロは手袋にも、靴下にも、下着にも数枚ずつ貼った。
え〜と、1度に12枚使用。

この格好を思い浮かべると、う〜ん、今になると笑える、よく歩けたもんだ。

私は特別の寒がりなので重装備が必要だったが、他の人達は、もっともっと身軽でも大丈夫だったようだ。(^^;
2.街の探索      1月22日

 朝食に何を食べたか・・・思い出せない。(T_T) 
多分、日本から持ってきたカップラーメンだった気がするんだけど。(イエローナイフ滞在中、私は時差ぼけのため頭がぼーとなったままで過ごす事になった。)外に出ると、一面の銀世界が広がっていた。北の国だから当然・・・ではなかった! ナント温かくて雪が降ったらしい。ここは年間の降雪量が144cmと少ない。寒さで全ての水分が凍りつくところなのである。しかし、我々は南国宮崎人である、雪が降らないところからやって来たのだ。寒くは無かった。雪が珍しくて嬉しくて、楽しかったから。(笑)

 昼間は、バスでの市内観光になっていた。きのうのガイドさんが黄色いバスで迎えにきた。バスの中から見る景色は・・・宮崎より都会だ!
病院・警察署・博物館・州議事堂・小学校・消防署・スポーツ施設、どれもきれいな建物ばかり、刑務所まで完備されていた。
 民家は、ブルーやイエローのかわいいものや、ウッディーのシャレタ感じのものなどで、見ていて楽しい。ただ、地面が冬には凍り、夏には溶けるので、基盤をかなり深くまで掘って建てないといけないらしく、コストがとても高くかかるそうだ。そういえば、傾いている家もチラホラあった。(^^;
 これができた時には大騒ぎになったというのが、世界最北端にあるマクドナルド。オープン時には、犬ゾリやらスノーモービル、はたまたセスナ機で乗り付けてきた人までいたそうだ。ガイドさんの話で感心したのは、あまりにも寒すぎて病原菌がいないので、ここにきて病気をしたことがないということ。
家の前に白熊さんが・・・ええっ!    屋根の上にサンタクロースが ワォ!         守り神
下に金のナイフの絵が彫ってある 氷のピラミッド? ここのナンバープレートは白熊なのだ 
 住宅街を通っていた時、んっ、太った鳩?・・・ではなかった。ありふれたように庭先にいたのは、なんと雷鳥だった! ! !日本だと、高山にしかいない、しかも神経質でめったにはお目にかかれない珍鳥の雷鳥なのだ。(^o^)丿
  
白くて、丸々していて、かわいい雷鳥〜♪ 民家の軒下にいる雷鳥はコロコロと白いボールのようだった。とにかくかわいい。


 バスから降りて、犬ゾリの体験ができるところを見学した。翌日は自由行動だったので、この犬ゾリの操縦を実際体験した人たちもいた。その人たちの話を後で聞いたときは、こんなに笑ったのは初めてだというくらい可笑しかった。上手く再現できないのだが、犬ゾリの運転は難しいが楽しかったようだ。

 グレートスレーブ湖にも降りてみた。ここは、かなり大きな湖が凍ったところで、冬には、ダイヤモンド採掘のためのトラックがたくさん走るらしい。この日も、たくさんのバスや車が氷上につくられた道路を走っていた。気温が低いためにタイヤが滑らず(氷上が滑るのは、摩擦面が溶けて水になるからだが、気温が低いために、氷が溶けない)、チェーンは必要ないようだ。
 ガイドさんが一生懸命説明をしてくれたのだが、私たちは途中からはもう聞いてはいなかった。さらさらで気持ちいい雪!雪!雪!  氷と雪の大平原が360度のパノラマで広がっている。雪投げ、雪かき、雪の上をただ歩くだけでも面白がった。みんなで、一度やってみたかったと雪の上に仰向けにドーンと倒れてみる。ガイドさんに、雪だけでこんなに喜んでもらえたのは初めてです と笑われた。

 市内観光から戻ると、各自で街の探索に出た。私とTちゃんは、土産品店とスーパーを目指した。バスの中で教えてもらった、ブルーの壁が美しい店で記念撮影をして、中で土産を買った。
    ※イエローナイフの代表的な土産物といえば、ドリームウォッチャー
       カリブやトナカイの肉の缶詰・ナイフ・絵葉書・
ダイヤモンド
 このとき買った缶詰、まだ食べていない・・・なぜか食べるのが恐い。


 スーパーは、それなりに品揃えしてあった。おやつ用の菓子と、こちらでは超貴重な生野菜など、食料や飲み物を購入。絵葉書も買った。大きな電光掲示板に今の気温が表示される、マイナス21度、こちらでは、とても暖かいという数字らしい。
 海外旅行の達人組みは、バーで飲んでいたようだ、なぜ、誘ってくれなかったのだろう〜(笑)
 治安は悪くない。ただ、白人が来るようになって、お酒を出す店ができた。先住民は、それまで飲まなかったお酒を飲むようになり、泥酔状態にまでなることもあるという。ここでは、それが命取りとなる・・・すぐに凍死してしまうからだ。酔っ払って寝ている人がいたら起こして上げてくださいね と言ったガイドさんの言葉も、シャレだと思っていたが、現実として深刻な問題があるようだ。


 夕暮れが近づいた頃、街がキラキラと輝き始めた。
 今いる世界が夢の中のよう、現実と幻想が入り混じった。

    ダイヤモンドダストだ! ! 光のイルージョン

    白い世界 美しい建物 空気がきらめく

    ここは、ガラス細工のように美しい街
 
 やがてしずかに夕暮れが訪れ、街はオレンジから藍い世界へと刻々と変化して
 いった。オーロラが空を舞うイエローナイフの夜が始まろうとしていた。
                         
(おまけ)
 ドリアンというのは、南国の果物・・・のはず。強烈な臭いのために、ドリアンの本場でさえホテル持ち込みが禁止のところもあると言う。
 食べてしまった、しかもこの最北の街で。
 ホテルへ帰ると異様な匂いがした。「大変、ガス漏れしている」と緊張した。   
しかし、Tちゃんはあわてなかった。「これは例のものの匂いです、この匂いの元をたどれば、Nさんの部屋にたどり着くはずです」そう断言した。?
                                                              初体験したドリアン↑ 
 Nさんの部屋では、すでにドリアンパーティーと称するものが始まっていた。   
うわさに勝るこの匂い、玉葱の腐ったような強烈な異臭を放っている。
 「食べてごらん」そう言われて、好奇心から口へ運ぶ「うぇー」吐き出すところを捜す私。でも、皆が注目している。仕方ない、清水の舞台から飛び降りたつもりでゴクリと飲み込んだ。(笑)
 えっ なに? このまったりとした甘くてとろける後味は・・・例えれば高級アイスクリームの味わいと似ていた。二口目からは、匂いが気にならなくなった。美味しい〜♪  これが果物の王様、はたまた悪魔と言われる由縁であったかと感激した。
それにしても、初体験がこの最北端の街でだなんて・・・う〜ん。 

    


                              

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